薬局

Pharmacy

【薬局データ】

常勤薬剤師3名、調剤助手2名体制
※2022年2月現在

院内採用薬品品目数:約750品目
院外処方せん発行率:約95%

【主な業務】

調剤業務(入院患者の内服・外用、注射等)、一部外来調剤(検査薬、自費薬、発熱外来、緊急薬等)、入院支援(持参薬鑑別)、薬剤管理指導、各種委員会活動。


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2018年2月より、外来患者の処方が原則「院外処方」に切り替わり、入院患者の薬の調剤や薬剤指導を中心の業務に切り替わっています。
以下に当院薬局の業務について簡単に説明します。

【◇調剤業務】

・手書き処方箋

紙カルテ運用の為、内服・外用薬、及び注射薬処方では、手書き処方せんを使用しています。入院患者の定期処方については、医師の初回処方箋をもとに、以後使用可能な定期指示箋を印刷し、定期処方箋として扱っています。

・調剤業務

患者一人一人の薬を医師の処方せんに基づき調剤しています。内服薬、外用薬、注射薬などがあります。処方された内容について、次の点について確認しています。

適切な量、服用タイミング、適切な薬
他の併用薬、患者の状態
患者に応じた投与形態 確認・提案(一包化、簡易懸濁、粉砕)等
 一包化:薬を1回服用ごと透明ビニル袋でまとめること。
 簡易懸濁法:主に経管投与患者について、微温湯で溶解できる場合、あらかじめ粉砕せず錠剤・カプセルのままお渡しし、投与直前に微温湯につけて投与すること。

入院中は原則PTPヒートでの用意としています。退院時や退院に向けた服薬練習の為、入院時から一包化対応する場合もあります。

・調剤業務(注射)

複数の注射が処方された場合、それぞれ配合可能かどうかの確認も行っています。

【在庫管理】

必要な薬が不足しない様、また不要な薬が期限切れで廃棄とならない様、必要かつ最小限度の薬を在庫できるよう取り組んでいます。
年2回の棚卸による期限近い薬剤の把握
(外来・病棟スタッフにも協力をお願いしています)
定期的に医師へ期限切れ近い薬剤について情報提供(薬審&各部署への掲示)
薬の流通により、既存薬が手に入らない場合の代替薬手配・検討

【病棟関連業務】

持参薬鑑別
紹介入院の場合、入院調整の段階で地域連携から連絡を受け、持参薬鑑別を行っています。その際、当院置き換え可否、置き換え困難な場合の薬剤手配準備をしています。緊急入院時や要請があった場合は随時、同様の対応をしています。

・薬剤管理指導

入院時の指導を中心に行っています。現在服用中の薬の確認、副作用歴・アレルギー歴の確認、退院時一包化希望の確認、ポリファーマシーに関する説明など。

 服用中の薬の確認においては、患者・その家族、持参薬、診療情報提供書、薬手帳、等様々利用しています。

【DI業務】

DSUが発行されるたびに、当院採用薬について変更があるか確認、各部署へ周知しています。特に大事な内容は薬事審議会他でも報告しています。
年に数回、採用薬の変更情報などをまとめたDIニュースを発行しています。

【委員会活動】

感染対策委員会、NST・褥瘡委員会、リスク委員会などに所属し、薬に関する情報を提供しています。
また、薬事審議会では新規採用薬や採用薬の変更(後発・先発等)、期限切れ近い薬剤の情報、その他にも各種報告や検討議題を挙げています。